3.9. 関連システム、ネットワークの設定

マスターROM提出までに設定をしておく必要がある関連システムやネットワークの設定を以下に列挙します。

アプリケーションが以下の適用条件に該当するものは、漏れなく対応してください。

目次

OMAS

適用条件

「OMAS2マニュアル」の「ネットワーク機能を管理する > ネットワーク機能の一覧」に掲載されている機能が実装されている

設定が必要な理由

アプリケーションがネットワーク機能を利用する場合は、各機能ごとのOMAS申請および承認が必要です。
OMAS申請により、サーバーの設置や設定が行われ、タイトルで利用するネットワーク機能の開発ができるようになります。

適用条件にあてはまるOMAS申請が必要なアプリケーションは、 OMAS申請のフェーズが ”開発中/ロットチェック受付” まで進んでいないとロットチェックへの提出ができません。  NDPでロットチェック[申請]ボタンをクリックする前に、OMAS申請をしているかどうかを必ず確認してください。OMAS申請が進んでいないままロットチェック[申請]ボタンをクリックすると、NDPでエラーが発生します。(参照: 9. FAQ、NDPのエラー

手順や詳細情報が記載されている場所

  • 「OMAS2マニュアル」※OMASサイト内ヘルプからも参照できます。
  • (参考)NEXについて:「Nintendo Switch NEXガイド」の「開発・運用の流れ」

よくある不備の事例

10. よくある不備や不具合の事例」の「OMAS申請」を参照してください。

BCAT

適用条件

BCATの機能を利用している

設定が必要な理由

ロットチェックではBCATの機能に対する検査を実施しています。

その際、ロットチェック用の環境(sd1 および sp1)のデータを使用するため、マスターROM提出前にデータが登録されている必要があります。

手順や詳細情報が記載されている場所

  • 「Nintendo Switch BCATデータ配信ガイド」の「運用」
  • 「Nintendo Switch BCAT管理ツール取扱説明書」

独自サーバー

独自サーバーとは、アプリケーションが接続するサーバーのうち、任天堂が提供するサーバー以外の、開発者が独自で構築・運営するサーバーのことを指します。

適用条件

開発者が用意した独自サーバーによるサービスに対応している

設定が必要な理由

ロットチェックでは、独自サーバーを利用した機能の確認を実施しています。

手順や詳細情報が記載されている場所

  • 「Nintendo Switch独自サーバー構築マニュアル」の「ロットチェック」
  • 「Nintendo Switchサービスアイテム プログラミングマニュアル」の「ロットチェックに提出する際の注意事項」
  • ロットチェックの検査で使用するIPアドレス: NDP > Developer support > Nintendo Switch > 技術情報 > ネットワーク対応に関する案内 > 独自サーバーを利用するタイトルをロットチェックに提出する際のアクセス制限解除に関して

よくある不備の事例

10. よくある不備や不具合の事例」の「独自サーバー」を参照してください。

備考

ロットチェック申請後にやむを得ず独自サーバーのメンテナンスが予定されている場合は、[メッセージ]タブからロットチェック部門へ連絡してください。メンテナンスを避けて検査をします。

NCMS

適用条件

期間型・消費型サービスアイテムに対応している

設定が必要な理由

NCMSのdd1用タイトルに設定された期間型および消費型サービスアイテムの販売情報を、ロットチェック用の環境に取り込んで確認を行います。

手順や詳細情報が記載されている場所

  • 「Nintendo Switchサービスアイテム プログラミングマニュアル」の「ロットチェックに提出する際の注意事項 > 開発環境のニンテンドーeショップに販売情報を登録しているか」

備考

NDPにてプロダクトを作成すると、NCMSでの設定が可能になります。