3.6. [テストシナリオ]を入力する
ロットチェックでは、[機能]に入力された仕様が正しく動作しているかを確認します。ロットチェックの検査担当者は、テストシナリオを参照してこの確認作業を行います。
検査担当者はアプリケーションを初めてプレイしますので、それを考慮して具体的に記述してください。
テストシナリオが長くなっても問題ありません。簡潔すぎて必要な情報が不足することのないようにしてください。
目次
テストシナリオの入力
関連するNDPページ
- NDP > MY PRODUCTS > 任意のプロダクト > リリース or 追加コンテンツ > 任意のリリース > 右ガイド:機能
- NDP > MY PRODUCTS > 任意のプロダクト > リリース or 追加コンテンツ > 任意のリリース > 右ガイド:テストシナリオ
初回リリース/パッチの手順
- [機能]をクリックし表示された各項目の入力を完了させてください。
このとき、[リリース情報]ページの[機能、テストシナリオ、ロットチェック提出画面で入力するテキストの言語]にて選択した言語と同じ言語を使用してください。
アプリケーションに関する固有名詞に限り、英語と日本語のどちらで入力されていても構いません。
- [テストシナリオ]をクリックしてください。[機能]の入力内容をもとに、検査される項目の一覧が表示されます。
- 項目をクリックすると、テストシナリオの入力欄があります。以下3点に留意してメソッドを具体的に記述してください。
・どこで:確認ができる場面までの到達手順
・どうすれば:仕様を確認するための再現手順
・どうなる:正しい挙動かどうかの判定方法
複数場面で確認が必要な場合は、[メソッドを追加]ボタンをクリックして入力欄を追加してください。

-
テキストでの表現が難しい場合、ExcelやWordなど別ファイルを提出することができます。この場合、どの添付ファイルを参照すればよいかテストシナリオに記述してください。
[+ファイルを追加]ボタンをクリックしてアップロードしてください。アップロード前にZIP形式に圧縮してください。

ほかに、[ROMアップロード]画面から提出することもできます。画面下部の[詳細]ボタンをクリックすると、追加ファイルのアップロード画面が展開されます。

参考:
他のリリースから入力データをコピーすることができます。下図赤枠のボタンをクリックしてください。画面の指示に従って操作を進めてください。
コピーされたテキストの言語が、[リリース情報]ページの[機能、テストシナリオ、ロットチェック提出画面で入力するテキストの言語]にて選択した言語と一致しない場合は、一致するように修正してください。
なお、コピー元に添付されたセーブデータもコピーされます。
- プレイ条件・機材・セーブデータといった準備が必要な場合は、その旨も記述してください。
- テストシナリオの場面に到達するために10分以上かかる場合は、セーブデータを提出する必要があります。次節「3.7. セーブデータを準備する」に沿って提出してください。
追加コンテンツの手順
前項「初回リリース/パッチの手順」とNDPの操作は同様です。しかし、テストシナリオに記述する内容が一部異なります。追加コンテンツに対するロットチェック検査内容が、初回リリースやパッチの検査内容と異なるためです。
追加コンテンツの検査では、追加コンテンツをダウンロードしそれらが正しく動作するかを確認します。そのため、以下の点を留意したテストシナリオを記述してください。
- 追加コンテンツのマスターROMを構成するすべてのIndexについて検査しますので、すべてのIndexについてメソッドを作成してください。
- 以下5点を記述してください。 各Indexに含まれるデータについて、アプリケーション内で何がどこに反映されたことがわかるよう、固有名詞を交えて具体的に記述してください。(例:「キャラクターの衣装」ではなく、具体的なキャラクター名と衣装名を記述する)
・メソッドがどのIndexと対応しているか
・どこで:確認ができる場面までの到達手順
・どうすれば:そのコンテンツをゲーム内で使用する方法
・どうなる:そのコンテンツをゲーム内で使用した際、ゲーム内でどのような変化が起きるのか
・用途:ダミーデータの場合、ダミーデータである旨
- 数が多い場合など、テキストでの表現が難しい場合は ExcelやWordなど別ファイルを提出することもできます。[ROMアップロード]から提出してください。
この場合、どの添付ファイルを参照すればよいかテストシナリオに記述してください。
テストシナリオの記入例
初回リリース/パッチのメソッド
記入例 a)
メソッドの名前:
マッチメイクの確認方法
メソッドのデモの仕方を説明してください:
準備
- 本体Aおよび本体Bの2台を準備し、それぞれに異なるNintendo Accountを紐付けておきます。ストーリーモードの3章をクリアしている必要があります。
- 添付のセーブデータ「データ1.zip」を本体Aに、「データ2.zip」を本体Bにインポートしてください。
手順
- 本体Aおよび本体Bで、アプリケーションを起動します。
- 本体Aおよび本体Bで、タイトル画面で「つづきから」を選択します。
- 本体Aおよび本体Bで、闘技場の入り口にある受付係のNPCに話しかけます。
※添付のセーブデータ1、2を使用した場合、データロード後にマップ西側に少し進んだ場所の茶色いブロック造りの建物が闘技場です。
- 本体Aで、「ルーム作成」を選択します。
- 本体Aで、任意のルーム条件を設定し「OK」を選択します。
- 本体Bで、「ルーム検索」を選択します。
- 本体Bで、手順5で設定した条件に合致するルーム条件を設定し、「検索」を選択します。
- 本体Bで、本体Aのユーザーアカウントのニックネームを選択し待機します。
- 本体Aに、本体Bのユーザーアカウントのニックネームが表示されれば「バトル開始」を選択します。
- 本体Aと本体Bとでマッチメイクが行われ、1vs1の対戦ができる事が確認できます。
参考:
- パッチで更新した内容について、前回までのリリースで記入したテストシナリオと同じ手順で確認ができる場合は、[機能] にてその旨を告知できます。
- 関連するNDPページ: [機能] > [パッチ] > [パッチによる更新内容] > 更新した機能にチェックを入れた際に表示される項目「既存のテストシナリオで更新内容がテスト可能」

上記項目にチェックを入れ、どのテストシナリオを参照すれば良いかテストシナリオの名称を記載してください。
- ゲームプレイの見た目に変化がない場合は、「更新内容の概要」に変化がない旨を記入してください。
追加コンテンツのメソッド
記入例 b)追加コンテンツ(リリース用データ)
メソッドの名前:
Index3 追加アイテム「マリオの帽子」の使用手順
メソッドのデモの仕方を説明してください:
- メニュー画面から「クローゼット」を選択する。
- 所持品リストの一番上に「マリオの帽子」が増えている。
- 「マリオの帽子」を選択し、「着替える」ボタンを押す。
- キャラクターのコーディネートに「マリオの帽子」が反映される。
記入例 c)追加コンテンツ(ダミーデータ)
メソッドの名前:
Index8・9・10 ダミーデータ
メソッドのデモの仕方を説明してください:
将来のパッチでオープンするため、このデータはダミーです。